2月14日から17日まで奄美大島、加計呂麻島に調査旅行に行きました。詳しいことは記載できませんが・・・、学生たちを連れてフィールドワークの手法を習得するための場所としてふさわしいかどうか、材料を集める旅行です。
フィールドワークの主要な手法は「観る」（観察する）、「聞く」（インタビュー、聞き取り）、「体験する」（参与する）です。奄美はこの３つの手法を習得するには最適な場所だと思いました。
それだけではありません。都会から隔離された空間なので、フィールドワークの他にやることがなく、作業に集中することができます。離島とはいえ、主要な街名瀬には大きな総合病院が４つもあります。だから緊急な状況にも対応することができます。この中心地ではインターネットも利用することができ、情報へのアクセスも可能です。
何よりも都会とは流れる時間が違います。時間がゆったりと経過していきます。自然も豊かで精神的に落ち着きます。

3泊4日の旅行中、心が洗われるような気がしました。いらいらした気分もなく、素晴らしい体験でした。ともかく私は奄美のファンになりました。今年中にもう一度奄美に行こうと思います。そしてもっと詳しく島のことを調べる予定です。

映画を使った講義をしているとよく学生に質問されます。

「先生、泣ける映画を教えてください。」

泣ける映画リストはすでにいろいろとだしているのですが、今日観た映画「余命」（2008）も泣けます。かなり・・・泣けます。出演者の演技もいいですし、脚本もいいです。これは原作も読まないと・・・で原作も読んで泣いてみたい・・・。

新年度まであと２か月。２ヶ月後にはまた新入生が入学します。そしてまた一泊研修。過去数年、教務部委員という委員だったため、新入生向けの履修指導という役割がありました。これが結構面倒だったんですね。とはいえ大学生になったばかりの新入生にとっては何もかも初めてのこと。面倒なんて言ってられません。わかりやすく説明しなければならないので、きちんと資料を作っていました。
その前の委員からの引き継ぎは一切ありません。すべて私のオリジナル。最初の説明がきちんとできれば後の指導が楽です。

でも何が一番面倒かというと・・・一泊しなければならない、ということ。自宅のベッドで寝る方が楽です。精神的にも肉体的にも・・・。お泊まりしなくてもいい、という方法はないでしょうかね・・・。

すべてのリポートの採点が終わりました。成績評価も提出済みです。
ほとんどすべての講義に出席していながら最終リポートと提出しない学生がいました。たんに手続きのミスだけなのかもしれません。でも提出できているかどうかは確認できるはずなので、提出していなかったら連絡があってもいいようなものなのですが・・・。毎回のコメントもしっかり書かれていたので、なんだか残念です。
失格するほどの欠席をしていない学生が最終リポートを提出していないのも残念ですね。提出されなければ不可（D）以外の成績をつけられません。
今年度は失格や不可によって卒業できないという学生はいないようですが・・・。
いずれにせよ今回も失格や不可の成績をとった学生がいます。もう少しがんばればいいものを・・・。それから今回リポートを読んでいて、レベルの低下を本当に痛感しました。リメディアルの必要性を実感。
さてそんなこんなで春からの新学期の講義の準備を始めています。前期はゼミと社会学入門の準備だけでだいたいOKです。とはいえコレガ大変です。新しいドラマを使わないといけないので、一生懸命見ています。使いたいドラマはいっぱいあるのですが、すべてを使うことはできません。このなかから選択するとなると・・・大変ですね。ともかくもっとみるぞ〜〜〜

映画の社会学のリポートの採点が終わりました。結局、最後までルールを守れない人がいました。残念です。まずは８００字という字数制限。字数制限を守らないリポートは評価の対象になりません。ということで８００字以上書いていないリポートを２回提出した人は、D評価です。数名おられました。
「１回でもリポートを出さないと失格」とシラバスにも掲載しましたし、授業中にも繰り返し宣言しました。が、１回目、２回目のうちどちらかを提出しなかった人がまたまた提出されました。これは失格。まぁ、すでに失格確定だったのですが・・・。だせば単位が取得できると思い込まれた人がおられたんですね。
それから期限を守らない人。期限をオーバーしたら出してないのと同じです。だからこういう人も失格。

最低限のルールを守らないとダメです。大学生だから、などという理由で甘やかすことはできません。そんなあまちゃんな経験をして社会に出たら、とんでもない社会人になってしまいます。たとえ私が原因で卒業できなくても、私は単位を出しません。

私の講義なんて、「単位はいらないよ〜」「本当に面白い」と思った学生だけが受講すればいいんです。「楽して単位を取得できる」なんて甘い考えの人は、最低限のルールを守れない人でしょう。そんな人は「いりません」。

ということでようやくリポートから解放されます。まぁほんの３ヶ月くらいですが・・・。