社会学について
大学で「社会学入門」という科目を担当しています。大学の授業なので最初に「社会学とは何か?」ということを必ず教えなければならないのですが、これが大変難しい。いわゆる「社会学」のテキストでも、けっこうあいまいな定義が多く、読めば読むほどよくわからなくなります。
ということで「社会学とは何か?」という学問の定義については、私は最初の授業ではあまり詳しく話さず、ともかく社会学ではどのような考え方をしているのか、どのようにモノを観るのか、という論理や方法論に関する話を先にします。
そしてけっこう、いろいろなことを紹介した後、それでは「社会学とは?」という問いに戻ると、学生たちもけっこう納得できるようになります。
考えてみれば、私が今まで研究してきた学問領域は、学問自体の定義があいまいなモノが多かったような気がします。私自身があいまいだからでしょうか。
Counter: 2047,
today: 1,
yesterday: 0
最終更新: 2008-08-18 (月) 18:44:44 (JST) (5723d) by お客さん